060701 ながら仕事にうってつけの夜 [日常]

 4年前の大会では1分たりとも日本の試合を観ることができなかった僕ですが、今回は社会人に比較的やさしい時間帯に放映されていたため (3戦目除く) 、各試合10分から20分くらいずつは観戦できました。

 決勝トーナメントに入ると、試合開始は日本時間で0:00か4:00。通常のライフサイクルで考えれば厳しい時間帯ですが、世のサッカーフリークたちは 『とくダネ!』 の小倉智昭さんを筆頭に、眠い目をこすりながら観戦にいそしんでいるようです。

 さて、非サッカーフリークを自認している僕でありますが、これが意外にも決勝トーナメントの試合を日々観戦しております。熱心な観戦の結果、もうアルゼンチン代表にバティストゥータはいないんだということがわかりました。

 なぜ、柄にもなく僕がサッカーを観ているのか。それは、これらの試合が 「仕事しながら観戦」 にうってつけだからに他なりません。や、これだと主体が 「観戦」 みたいだから、どっちかというと 「観戦しながら仕事」 か。

 悲しいかな、家に仕事を持ち帰り、主に原稿書きを深夜におこなわざるを得ない状況下にあって、 「ながら仕事」 のお供には 「対象に集中してしまうほどの興味はない」 けれども 「適度の刺激で眠気をさましてくれる」 ものが望まれます。僕にとっての 「レベルの高い国どうしのサッカーの試合」 というのは、まさにこの条件にピタリと当てはまるものだったわけです。

 これが日本の試合だと少しバランスが悪くて、やはり僕も日本人である以上は日本代表に肩入れしながら観てしまいます。するとどうしても 「日本のチャンス」 にドキドキし、 「日本のピンチ」 にハラハラしてしまう。仕事が手につきません。しかも8:2で 「日本のピンチにハラハラ」 の度合いが高いもんだから、精神衛生上よろしくないです。

 対して、縁もゆかりもないA国とB国の試合ならば、フラットな心持で観戦できます。実況音声を耳にしながら、 「A国のチャンス」 あるいは 「B国のチャンス」 で盛り上がっているときだけ、画面に目をやればいいのです。両国ともに肩入れしてませんから、 「ピンチにハラハラ」 することもなく、精神衛生上もよろしいですね。

 かつ、実力がハイレベルで拮抗している国どうしの試合であれば守備も強固ですから、膠着状態のまま淡々と経過する展開となる可能性が高いのです (素人目には) 。まさに 「ながら仕事」 にふさわしい。現に今もドイツ×アルゼンチン戦を観ながらこの日記を書いていますが、前半は枠内に到達したシュートが両国ともわずか1本ずつだったということです。あ、後半アルゼンチンが先制した。そしてドイツ追いついた。

 サッカーフリークの方々からすれば、冒涜する行為にもほどがあると思われるかもしれません。夢のマッチメイクを目に焼きつけろよ、と。ファンタジスタのプレイから目をそらすなよ、と。

 でも、そんなことしてると仕事進まないんだものしょうがないじゃないか (このままイタリア×ウクライナ戦へとなだれ込みます) 。

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