070406 はじまりは93マイル [野球]

 午前3時にパチリと目が覚めて、 「はて?」 と首をひねったのですがすぐに思い当たりました。今日は松坂大輔のメジャーデビューではないですか。で、テレビをつけてみる。

 初球は93マイル、予告通りのストレート。3球目を打たれて初安打を許すもダブルプレーで切り抜け、以降7回を6安打1失点、10奪三振。申し分のない投球と言えるでしょう。

 松坂が日本でプロデビューした1999年4月7日、僕は東京ドームの外野立ち見のさらに最後列から、点のようにしか見えない (あるいは、人に遮られて点すらも見えない) 彼の投球を眺めていたものですが、そういえばあの試合もきっちり抑えたのでした (8回5安打2失点、9奪三振) 。

 日米のデビュー戦で見事な結果を出してチームに勝利をもたらし、 「やっぱりコイツは何か違うぞ」 という鮮烈な印象を刻むのですから、すごい選手です。7回裏終了後、ベンチに戻った松坂に、チームメイトで40歳の大投手カート・シリングが握手を求めに歩み寄ってきたときは、ゾクリとしたなあ。

 しかし 「松坂が投げている間、なかなか点が取れない攻撃陣」 「松坂が降板したとたんに打線活性化」 なんてもう、ライオンズ時代のリプレイを見ているようで、 「メジャーでもこれか」 と思わずにいられませんでした。松坂が投げれば相手投手も触発されて試合が締まる、という側面もあるのかもしれませんが。

 1999年、松坂はこう語っています。

僕自身、いちばん難しい球種は真っ直ぐだと思ってますし。

松坂大輔 (西武ライオンズ <当時> )
「18歳 松坂大輔~スーパールーキーの心技体~」
(1999年8月27日放送 『NHKスペシャル』 )

 93マイルのストレートでメジャーデビューした松坂。 「真っ直ぐ」 はどこまで伸びていくのでしょうか。

 試合終了まで見入っていたら午前6時になりました。し、仕事……。

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