071111 作家と遊んできた [日常]

 立教大学池袋キャンパスで開催された日本推理作家協会60周年記念イベント 「作家と遊ぼう! ミステリーカレッジ」 に参加してきました (以下、作家名すべて敬称略) 。

 ミステリー内外の多岐にわたるジャンルで活躍する作家40名超が、大学キャンパスを舞台に文化祭のごとく各教室でトークやVTR上映、オークションやサイン会をくり広げるという豪華イベントが自宅から徒歩圏内の場所で開催されるとあっては、行かない手はないでしょう。

 目移りするくらいに多くの企画が編まれていた本イベントのなかでも、個人的にもっとも関心があったのは伊坂幸太郎サイン会。仙台市在住の伊坂が過去に東京でイベントに出演したという話を僕は聞いたことがありません。これは貴重な機会だ! と思っていました。

 が、前日までの出張の疲れもあって早起きすることができなかった僕が会場に到着したのは開場1時間30分後。サイン会整理券配布の対象書籍は、当然のごとく売り切れとなっていました。さようなら伊坂。ほかにも目星をつけていた作家のサイン会整理券はことごとく配布終了。自分の寝ぼすけを今日ほど呪ったことはありません。

 気を取り直して、同時並行で開催される多数の企画のなかから選択し聴講・鑑賞したのは宮部みゆきらのゲーム談義と北村薫らの落語談義、そして我孫子武丸企画・脚本/京極夏彦撮影・編集のVTR上映会でした。

 ほかにも綾辻行人×有栖川有栖のティーパーティートークや大沢在昌・西村京太郎ら出演のトークセッションなど、各作家の作品をさほど読み込んでいるわけでもない僕ですら関心をそそられる企画が目白押しだったのですから、真のミステリーファンの興奮はいかばかりか。

 企画の合間にも、構内で京極夏彦とすれ違ったり、有栖川有栖と東野圭吾と福井晴敏が喫煙所で談笑している現場に出くわしたり、なんか大きな声がするので振り返ったら喜国雅彦だったりと、 「作家が身近」 もここに極まれりのイベントでした。興奮が最高潮に達したのは、チャリティーオークションに飛び入り参加した藤子不二雄Aの姿を目にしたときでしたが。ドーン! (喪黒福造のイラスト入りサイン色紙を出品。10万円弱の値がついていました) 。

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