■ この日記を、「先輩―後輩」関係に忠実な言葉づかいにして、再構成しました。
6月28日は、大学時代にお世話になった大切なセンパイ、もろやんさんの誕生日。日付が変わったAM 0:43に、ケータイメールを送りました。本来ならば電話すべきところをメールにしたのは、「もしかしたら寝てらっしゃるかもしれないし……。もし起こすようなことがあったらぶっ飛ばされてしまう」という、後輩ならではのビビりが入っていたからです。送ったのは、次のようなメールでした。
送った数分後に、もろやんセンパイから電話が。起こしてしまったお叱りの電話かと思い、ビクビクしながら出てみます。 らな:も、もしもし。 もろやんセンパイ:もしもし。 ら:と、届きましたか? もセンパイ:おう、ありがとな(男前)。 ら:いえいえ、おめでとうございます(ほっ<怒ってなかったため、安堵)。 もセンパイ:おめでとうメール、お前が一番乗り。 ら:してやったりです。 もセンパイ:してやったり? ら:ええ、3日前に書いて保存しといたんです。スタンバイです。 もセンパイ:なにしてんだ。 ら:一番乗りするのが、後輩としての大切な務めです。 もセンパイ:ヘコんじまったじゃねえか、コノヤロウ。 ら:ひいい、ご、ごめんなさい。本当は日付が変わった瞬間に送りたいと思っていたんです。にもかかわらず、少し遅れてしまいました。重ねて申しわけございません。 もセンパイ:あやまらなくていいから。 ら:「午前0時を過ぎたら イチバンに届けよう」って思ってたんですが……(ドリカム)。 もセンパイ:(スルー)27になっちまったよ。 ら:27ですね。 もセンパイ:お前も、もうすぐだよな? ら:そうです。ちょうど1週間後です。 もセンパイ:無駄に近いな。 ら:何をおっしゃいますか。光栄っすよ。とくに「ちょうど1週間」というあたりが、胸キュンじゃないですか。 もセンパイ:(スルー2)金、たまってないよな。 ら:ないです。 もセンパイ:どうするよ。 ら:どうするもこうするも、イチローがメジャー挑戦を決意したのが27の時ですよ。 もセンパイ:やるな、イチロー。 ら:あなどれませんよね。 もセンパイ:見くびってた。 ら:ブルーウェーブ在籍最終年の年俸は、5億3000万円(推定)でした。 もセンパイ:ちょっと負けてるよな。 ら:センパイなら、すぐ追い越せますよ。 もセンパイ:(スルー3)ところで、ハラまわりに肉がつきやすくなってないか? ら:なってます。昔はついてもすぐ落とせたんですが。 もセンパイ:だよな。おれは、背中に肉がついてきた。 ら:なぜ背中なんです? もセンパイ:わからん。 ら:まあいいじゃないですか、センパイは元々が細いんだし。 もセンパイ:たしかにそうだが。 ら:これで「北海道の細い子」からの脱却が図れますね。 もセンパイ:願わくば。 ら:「寺尾化計画(※)」発動ですね。 ※学生時代もろやんセンパイは、「おれは寺尾になる」という壮大なる目標を掲げ、周囲から一目置かれていました。 もセンパイ:いや、ついてるの筋肉じゃなくてぜい肉だし。それはどうかと。 ら:ダメですかね。 もセンパイ:錣山親方にダメ出しされるね。 ら:突っ張りは痛いっすね。 もセンパイ:といったところで、おれらの27歳のテーマが決まったぞ。 ら:はい。 もセンパイ:メジャーに挑戦する。 ら:メジャーに挑戦する。 もセンパイ:ハラまわりに気をつける。 ら:ハラまわりに気をつける。 もセンパイ:このふたつでいく。 ら:わかりました。あ、センパイはもうひとつです。 もセンパイ:なんだ? ら:寺尾になる。 もセンパイ:寺尾になる。 ら:健闘を祈ります。 もセンパイ:善処する。 ら:「寺尾前」「寺尾後」の広告に出てください。 もセンパイ:メジャーへの第一歩だな。 ら:そうです。テーマがひとつにつながりました。 もセンパイ:じゃ、おやすみ。 ら:おやすみなさいませ、よい夢をご覧になってください。 もセンパイ:ありがとう。 ら:いえいえ(ほっ<緊張を強いられたため、疲弊)。 そんな27歳ですが、今後ともよろしくお願いします。 |
2004 :
01-03
04-06
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